趣味からのステップアップ!コーヒーの自宅焙煎に40代素人が挑戦!

こんにちはコーヒソムリエのちゅーりーです。

ドリップコーヒーを人生の趣味にすると誓ったあの日から、いろいろと勉強してコーヒーインストラクターやコーヒーソムリエの資格をゲットしました。

毎朝コーヒーをドリップするたびにもっともっとコーヒーのスキルや知識を高めたい、いろいろなコーヒー体験をしたいと思っておりました。

ちゅーりー

コーヒー、珈琲、coffee・・・

ウォンバ

大丈夫??

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そして名実ともにコーヒーソムリエを目指すべく、ついに生まれて初めてコーヒー豆の焙煎にチャレンジします。今まではスーパーなどで買った豆を挽いてドリップしていましたが、徐々に自分で焙煎した豆を挽いてコーヒーを淹れたいという気持ちが強くなりました。

ちゅーりー

自分で焙煎したコーヒーを飲みたい!

ウォンバ

ハマるととことん行く性格だよね・・

この記事はこんな人にオススメ!!
  • 自宅でコーヒー豆を焙煎してみたい人
  • 初心者でコーヒー豆の焙煎に必要な道具や手順を知りたい人。

自宅での焙煎に最低限必要な道具は下記の通りです。機械式の焙煎機を使わずコンロでの焙煎を想定しています。

  • コーヒーの生豆:これがないと始まらない。
  • 豆の煎り器:ザル2つでもできるらしいが、初心者は専用のものを購入した方が無難。
  • ガスコンロ:チャフで汚れるので携帯用のコンロでもOK。
  • ボウル、ザル:豆を洗ったり冷やしたりするのに必要です。
  • 軍手:やけどを防止するため。
  • うちわ/ドライヤー:焙煎後の豆を冷やすのに必要。ドライヤーは後述のチャフ(シルバースキン)をまき散らす可能性があるのでうちわがお勧め。
目次

豆の選択

コーヒー豆には産地などいろいろな種類があります。生まれて初めて焙煎するコーヒー、どんな豆を選ぶのかがとても重要です。でも、僕はすでに決めていました。それは・・・

ちゅーりー

ブラジル サントスNo.2!!!!

ウォンバ

あー、あれね・・・

ブラジル サントスNo.2の話

ある喫茶店のマスターが他の喫茶店のマスターに聞きました。

「うちはブルマンのNo.1を使ってる。お宅はどんな豆を使ってるんだ?」

聞かれた負けず嫌いのマスターが答えます。

「うちはいい豆しか使わないんだ!ブラジル サントスNo.1だよ!」

コーヒー界隈では有名な笑い話です。ブラジルでは欠点が一つもないコーヒー豆は存在しないということからNo.2が最高等級とされておりNo.1はこの世に存在せず・・というのがオチになっています。

そのブラジルサントスNo.2を焙煎する・・なんて素敵なのでしょうか。大袈裟ですがまるで神話の世界に足を踏み入れたようです。豆自体はAmazonで簡単に購入することができます。

ちゅーりー

ふふ・・最初の焙煎相手にはふさわしい・・

ウォンバ

大丈夫かな・・・

ネットでブラジルサントスNo.2の生豆を探します。一番安かったのは以下の松屋珈琲さん。生豆を専門に販売する老舗のようです。

値段は1kg/1,740円(税抜き)。焙煎した豆はスーパーなどで180g/650円ぐらいですから自宅焙煎はかなりリーズナブルと言えるのではないでしょうか。注文すればすぐに届いて、手に持つとずっしりとした重みです。

ブラジルサントスNo.2
ちゅーりー

豆の粒は意外と小さいです

ウォンバ

いっぱい入っているね

焙煎器具

ちゅーりーが選んだ焙煎器具は下記のもの。自宅用の機械式小型焙煎機なども販売されているようですが、まずは自らの手でコーヒー豆の焙煎にチャレンジしたいと考えました。下記の商品はコーヒー豆専用ではなく銀杏を炒ったり、ポップコーンも作ることができるようです。

ちゅーりー

ポップコーンはうまくできなかった・・

ウォンバ

コーヒーの前に試したのね・・・

豆炒機

サイズ感はこんな感じ(小学生低学年の娘の手です)
小ぶりの鍋といったサイズ感です。

分割状態

上下のざるは輪っか状の金具で接続されています。ストッパー等はないので焙煎中はずれないように握りしめておく必要があります。

ちゅーりー

結構シンプルな仕組み・・

ウォンバ

果たしてうまくできるかな・・

いざ焙煎!

焙煎のステップは以下の通りです。僕が焙煎したときは大体6~7分程度でした。通常10分以上かかるそうなので少し火が強すぎたのかもしれません。

STEP
計量・ハンドピック

変色、虫食いなど欠点豆を取り除きます。

STEP
豆の洗浄

豆の汚れ取りや後述のチャフ軽減のため行います。

STEP
焙煎
  • 1ハゼ: 開始から5分ほどでパチン!パチン!と豆が爆ぜ始めます。
  • 2ハゼ: 1ハゼから30秒程度でパチパチパチ・・・と2回目の爆ぜが生じます。
STEP
豆の冷却

2ハゼからすぐのタイミングで豆の色を見てザルに移し、風を送って冷やします。

STEP
豆の保存

味が落ち着くまで2,3日ほど冷暗所に保管しておきましょう。

計量・ハンドピック

まず100gを焙煎してみることにします。欠点豆(腐敗、虫食い、変色など)を取り除くハンドピックを行うため多少豆が目減りすると思い、気持ち多めに計量します。

100g

触ってみると生豆とはいえ固いです。表面はざらざらした感じで、炊いていないお米の感触に少し似ている気がします。そら豆の臭いを軽めにしたような独特の臭いがあります。

手と豆

素人のためどれが欠点豆なのかほとんど見分けることができません。明らかに変色していたり、穴ぼこが空いている豆を取り除くことにしました。こう見ると意外と欠点豆は少なく、ちゅーりーの珈琲眼がまだまだなのか、ブラジルの最高等級が故の欠点豆の少なさなのかはわかりません。。

ちゅーりー

ハンドピックで欠点豆を除去!

ウォンバ

生豆は独特の香りがするね・・

豆の洗浄

ネットで自宅焙煎の仕方を調べると「チャフ」という言葉が多く出てきます。どうやらコーヒー豆のシルバースキン(パーチメントの中にある薄い皮のこと、銀皮。)らしいのですが、焙煎すると煎りガラのように大量に出てしまうようです。

シルバースキン

【画:ちゅーりー】

それを防ぐために最も有効な方法は水で米を研ぐように洗うこと。あまり強く研ぐとコーヒー豆が割れてしまうそうなので、恐る恐るボールで洗います。結構水がベージュ色に濁ります。キッチンペーパーで軽くコーヒー豆をふくとベージュ色に色が付きました。

水洗い
濁り水
ちゅーりー

色がにじみ出てきます、何の色・・???

ウォンバ

汚れがついていることもあるので洗った方がいいみたいだね

焙煎

煎り器に洗って軽く水けを取った豆を投入。平らになるように並べます。中火で10~15cmほど火から離した位置でひたすら煎り器を振り続けます。コツはなるべく煎り器をフラットな状態に保つこと。煎りムラができずらくなります。豆全体、均等に熱を加えるように意識しましょう。

コーヒー豆を焙煎開始
焙煎開始から1分

異変はすぐに訪れました。焙煎を初めて約1分「ジリジリ・・・」という音がして豆の薄皮(シルバースキン)が剥がれ落ち始めました。

ちゅーりー

つ、ついに焙煎スタート!

ウォンバ

ドキドキドキ・・・

チャフ

2~3分もするとさらにチャフの剥がれ落ちが激しくなり、チャフが燃えて火花が散り始めます
コンロの周りにチャフが積もり始めてこの有様です。まだまだ剥がれ落ちは続きます。

チャフで火花
飛び散るチャフ
ちゅーりー

うわ~。。

ウォンバ

掃除が大変・・

1ハゼ

焙煎を開始して3分40秒ほど経過した頃、「パチン!、パチン!・・・」という弾けるような音が。

これが俗にいう「1ハゼ」です。ハゼとは爆ぜる(はぜる)の意味で、コーヒー豆を焙煎していて1回目の豆が爆ぜるタイミングを言います。ポップコーンでいうとトウモロコシの種が爆ぜて白いポップコーンが出来上がる感じです。豆のサイズも生豆と比べて大きくなった気がします。

爆ぜる前と比べてさらにチャフの飛び散りが激しくなってきました。煎り器を降れば降るほどチャフが剥がれ落ちていきます。パチン!パチン!、1ハゼはまだ続きます。

ちゅーりー

だんだん茶色くなってきた!

ウォンバ

これが1ハゼ・・

2ハゼ

1ハゼから間もなく訪れるのが2ハゼです。1ハゼが落ち着いてきたと思った数十秒後にこんどは少し細かな音で「パチパチパチ・・」という音がし始めました。

また、写真ではわかりづらいですが豆の色がかなりこげ茶になってきました。換気扇強で回していたのですが煙がたくさん出始めて焦げ臭いにおいが充満します。パチパチは続いていましたがたまらず火を止めてザルへ豆を移します。

ちゅーりー

うわー煙が・・パチパチも止まらない・・!

ウォンバ

落ち着いて!早く豆を冷やそう!

豆の冷却

ザルへ移すと思ったよりも深煎り状態に見えます。豆の煎り加減もバラバラに見えて少し落ち込むちゅーりー。ザルに移した後も豆はパチパチいい続けており焙煎がさらに進んでしまっている模様。

急いでザルを振りながら冊子であおいで風を送ります。実質焙煎していた時間は5~6分程度。

写真の下部に見えるのはチャフの原因、シルバースキンです。冷やしている間もザルから飛び散ってぽろぽろとこぼれ落ちてきます。水洗いではほとんどとれなかったようです。

ちゅーりー

なんとか焙煎が終わった・・チャフを取り除いて・・

ウォンバ

お疲れ様!

豆の温度が下がるにつれパチパチも聞こえなくなりました。冷めたところでチャフ(シルバースキン)を取り除いてザルから平皿に移します。バラバラに見えた煎り加減もこうしてみるとそこまでではありません。

ちゅーりー

意外といい感じ!

ウォンバ

フレンチローストぐらいかな

焙煎を終えて

初めての自宅焙煎はわからないことだらけであたふたしながらとなりました。意外と短い時間でできて、出来上がりも満足がいくものでしたがとにかく苦労したのがチャフ(シルバースキン)です。

焙煎が進むごとに大量にチャフが発生してコンロ周辺に降り注ぎ、火が燃え移ってしまいヒヤッとすることもありました。掃除機で吸うなどの掃除が必要になります。また、終盤は焦げ臭い煙も充満するため換気扇は強め&窓を開けて換気しておくことをお勧めします。

たった100gの焙煎ですごく大変だったので機械式の無煙ロースターが欲しいなあ・・なんて思ってしまいました。

でも、新しいことにチャレンジするのは本当に楽しいです!一歩踏み出さなかったらきっと自宅焙煎なんて一生体験することがなかったでしょう。

焙煎した豆は2~3日で落ち着いて味がよくなるそうなので数日後にドリップして飲んでみたいと思います。それもいまからとても楽しみです。

ちゅーりー

コーヒーソムリエで焙煎士のちゅーりーです!

ウォンバ

1回やっただけでしょ・・

焙煎した豆でコーヒーを淹れてみました!

実際に焙煎した豆をドリップして飲んでみました。酸っぱみはほとんどなく程よい苦みがありとても美味しかったです。自分で豆を選んで苦労して焙煎してドリップしたことで美味しさも倍増!

ちゅーりー

ちゃんと飲めて一安心・・

ウォンバ

コーヒーのいい匂い!

焙煎した豆をドリップ

焙煎度によって苦みや酸っぱみが大きく異なるようです。酸っぱみが少ないのはかなり深煎りということでしょう。次回の焙煎ではもう少し浅煎りにチャレンジしたいと思います。

そして2回目、3回目の自宅焙煎

もっともっと焙煎の腕を磨きたい。そして1週間後、家族に「焦げ臭い!」と言われつつも同日に2回目、3回目の焙煎にチャレンジ。

2回目の焙煎

2ハゼから少したって急いで冷却するものの、1回目の焙煎とほぼ変わらない深煎りに。煎りムラもありお世辞にもうまくいったとは言えない完成度です。

2回目焙煎
ちゅーりー

うーん・・うまくいったと思ったのに・・

ウォンバ

やっぱり大変だね・・

3回目の焙煎

煎りムラを防ぐため、とにかく煎り器をフラットにして降り続けることにしました。焙煎度も中煎りを目指すため2ハゼから時間をおかずすぐにザルに移して冷却することにしました。すると煎りムラも少なく、焙煎度も中煎りでほぼ完璧な仕上がりに!

ちゅーりー

コツをつかんだ気がします!

ウォンバ

いい仕上がりだね!

これからも精進することを誓う駆け出し焙煎士のちゅーりーなのでした。

GLMOW!

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