
必殺、肢別回転!

必殺技なの?・・
行政書士の試験勉強で必ずと言っていいほど話題に上がる肢別過去問の回転(肢別回転)ですが、正直効果のほどはどうなの?と思われている方も多いかと思います。この記事では実際に筆者が取り組んだ肢別回転を実例を交えて紹介します。
- 肢別過去問集で行政書士試験に取り組もうとされている人。
- 肢別回転のやり方を知りたい人。
必殺!肢別回転!
ちゅーりーの学習の中心にはいつも合格革命の肢別過去問題集(以下、肢別)がありました。
2月に勉強を始めて11月の本試験までの9ヶ月で繰り返し解いた回数はなんと24周。900ページぐらいなので合計20,000ページぐらいは取り組んだ計算になります。結果として本試験は240点という高得点で合格することができました。

肢別を回そう!
基礎のインプットを終えた3月から1周目に取り組んだのですが、とにかく辛いの一言でした。
やってもやっても終わらない膨大な問題量、読んでもちっとも理解できない解説。1か月ぐらいかけて少しづつ少しづつで何とか終わらせたのですが、正直1周目は辛いだけで何の成長実感もありませんでした。
そこから何度も繰り返し繰り返し解いて1周1週間~10日程度で回せるようになったものの結局最後まで辛くて辛くてたまりませんでした(特に民法の債権、行政法総論)

ただし7月に公開模試が始まってからは、肢別を周回したことでかなり地力がついていることを実感しました。問題を読み込んで理解するスピード、回答を導き出すスピード、肢別を回転させることで着実にレベルアップできます。
※写真は9か月間使い続けてボロボロになったちゅーりーの肢別過去問です。
肢別過去問の使い方
基本的には講義動画(フォーサイトやYoutube)やテキストを見てベース知識を身に着けた後に、肢別回転をスタートさせます。ここでのベース知識は各科目の概要やなんとなくのキーワードを頭に入れておくということで、すべてを暗記したり理解する必要はありません。
肢別の回し方は基本的に下記を繰り返すだけです。
インプットが終わったらとにかく繰り返して肢別を解きます。
答えを間違えたもの、答えが合ってはいたが理由が説明できないものは調べて肢別に書き込みます。暗記の表なども空きスペースに書き込むか、紙で張り付けましょう。
また繰り返して問題を解きます、同時に開設や書き込んだ内容も再度チェックします。この流れで知識を定着化させていきます。

肢別を回転させることで知識を定着化・暗記させていく勉強法のため、テキストとの行ったり来たりを極力避けたいという理由です。ちゅーりーは移動中など空き時間を中心に勉強していたため、持ち運ぶ教材が減るのも利点でした。
模試や他の問題集などで肢別にない問題や違った角度での問われ方があった場合も情報を空きスペースに書き入れましょう。

その際のアドバイスとして「A」の場合を問われたら「B」の場合も「C」の場合についても調べて整理して書き込むことです。
(例:「再調査請求で審理員による審理は行われるか?」という問題に対し、審査請求の場合はどうか?、再審査請求の場合はどうか?、についても整理しておく)
模試や問題集を漏らさず味わい尽くす気持ちで取り組みましょう。ちゅーりーが実際に書き込んだ内容は下記の記事を参考にしてください。


肢別クッキング、お待たせしました!

じゅるり・・・
あとはとにかく肢別を何度も何度も解いてテキストや六法、判例とリンクさせていきます。
そのうち六法を読めば問題が自然に目に浮かぶようになってきます。そこまでくれば合格は近いでしょう。「この論点はここが問われる」、「条文の記載はこうだった」回転を積み重ねることで問題を解くスピードも格段に上がります。

肢別を単なる過去問集ではなく情報や知識を集約するベースにしましょう。周回を繰り返し次第に汚れてボロボロになりますが、積みあがる◯の数が頑張った自分への自信につながって行きます。

積みあがる〇が努力の証!
イマイチな点
正直イマイチな点は特に見つかりませんが、強いてあげれば…
徐々にこなれてきて情報も溜まるとだんだん効果実感が現れてくるのですが、それまでにかなり時間がかかります。
まとめ
・肢別回転することで確実に問題を解くスピードや地力が身につきます。何度も解くのは辛いですが信じて回転させましょう。
・単に正誤を確認するのではなく、解説を見てなんの論点に関する問題なのかを理解しましょう。
・周辺知識はガンガン空きスペースに書き込んだり、Excelで表を作って張り付ける。肢別回転と同時にそれらを何度も確認することで知識が定着していきます。
肢別をベースにしっかりと取り組めば必ず合格に近づきます。絶対合格したいと言う人!肢別を中心とした学習をお勧めします。

ありがとう肢別過去問集!
GLMOW!
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