240点で行政書士試験に一発合格した筆者がフォーサイト通信講座をレビュー!!

ちゅーりー

フォーサイトを受講し240点で1発合格しました

この記事はこんな人にオススメ!
  • ・フォーサイトの行政書士講座を受講するか迷っている人
  • ・実際に受講しての評価を知りたい人

社会人受験生は時間効率も考えてWEBの通信講座を選ぶ方も多いと思います。ちゅーりーも行政書士試験レベルで完全独学は厳しいと感じフォーサイトの行政書士講座(バリューセット1)に申込みました。この記事では実際にフォーサイトの行政書士講座を受けての個人的な評価をまとめています。

バリューセット1:基礎講座+過去問講座

フォーサイトには他にバリューセット2、バリューセット3のメニューがあり「直前対策」や「過去問一問一答演習」等が追加されるようです。この記事はちゅーりーが受講したバリューセット1のみを評価対象としています。

目次

フォーサイト行政書士通信講座の評判

 大手通信講座のランキングには必ずと言っていいほど顔を出すフォーサイト。何よりも高い合格率とリーズナブルな価格が人気を集めているようです。

合格率はなんと驚異の4.46倍!(平均合格率との比較)、果たして本当なのか?疑問に思われる方もいるでしょう。フォーサイトの通信講座を使用して240点で合格した筆者が実際の使い勝手等をレビューします!

合格率については正直カラクリがあると思います。

まず行政書士試験には受験資格がないため、老若男女問わず誰でも受験ができます。記念受験やほとんど学習が完成していない受験生もたくさんいます。行政書士試験の合格率は10%前後ですが、おそらくしっかりと学習をした受験生だけに絞ればもっと合格率は上がるのではないかと思います。

また、ちゅーりーは試験に合格したものの特にフォーサイトに合格報告などはしていません。落ちた方はまず報告などしないでしょうし、受講者と合格者のカウントがちゃんとされているのかには疑問を感じます。

フォーサイトの評価

ちゅーりーは夏ごろからフォーサイトの教材は全く使わなくなったので、少々辛口の評価となっております。あくまで個人的な意見・感想です。

価格:◎

 他の通信講座と比べてもかなりコスパが良いと感じます。ちゅーりーは基礎講座と過去問講座がセットとなったバリューセット1を申し込んだのですが、54,800円でその日からすぐ講義を聴き始める事ができました。テキストや付属品も郵送ですぐに届きます。

他の通信講座では基礎講座のみで10万円を超える事がザラで、オプション追加すると更に高額となってしまうこともあります。あまり試験にお金をかけられない方、いきなり高額の予備校に申し込むのが気がひける方にはおすすめです。

WEB講義:

 講義自体はわかりやすいですが「180点ちょうどの合格を目指すことを謳っているだけあって、基礎的な内容に絞り込んでいる感があります。特に細かな理解が求められる民法は表面上の説明に終始している感じ。

さらっと終わるので初学者の方や基礎インプットを早く終わらせてたい人には有効。法定地上権、根抵当権など理解が難しい項目はフォーサイトだけでは厳しいのでYouTubeなど他の方法でのカバーが必須です。

バーチャル講師(アニメキャラ)も実装されていますが電車内だと恥ずかしくて見れません。

テキスト:×

 フルカラーなのは見やすさやモチベーション維持の面からも利点です。ただ講義に合わせているからなのか、各内容別にぶつ切りになっており全体感が掴みづらいです。

行政書士試験はボリュームが多く、行政法や民法は同じような単語が多く混乱してしまいがちです。それを避けるためには今自分が「どの科目のどの部分」を勉強しているのかを常に意識する事が重要ですが、その助けとなるような比較・まとめ資料や、暗記のためのポイントを整理した表などが不足しています。

合格革命のテキストと比べても内容が薄く情報量が足りていません。おそらくちゅーりーはフォーサイトのテキストのみでは合格できなかったと思います。

サイズもA4大きく嵩張るため持ち運びには適していません。せめて後述のアプリやデジタルテキストが使いやすければ見る機会も増えたかもしれませんが、ちゅーりーは夏ごろからほとんど見ることはなくなりました。

過去問:×

テキストと同じくA4サイズで大きく嵩張るのと、問題数が圧倒的に足りません。

また、他の方も言われてますが過去問は繰り返し解くのがセオリーのため、見開きですぐに答えが確認できないのは致命的です(長い文章の最後に解答が書かれている)。

一般知識の文章理解は数回やりましたが、他は一切使いませんでした。また過去問解説動画はそもそも試聴する時間がありませんでした。

アプリ:

 ManaBun(マナブン)というアプリです。このアプリ残念ながら操作性がすごく微妙です、せっかくのデジタル教材なのにデジタルテキストがメニューからすぐに参照できないのはもったいなかったです。

ちゅーりーの操作方法が間違っているのかもしれませんが、各章ごとに分割されたテキストは何度かリンクをたどって表示できるものの丸々一冊を表示するには毎回ダウンロードが必要になりほとんど使いませんでした。ここは改善してほしい点です。

項目別の確認テスト、一問一答など良い点もありますが他の過去問アプリに比べて問題数も中途半端。スケジュール機能もフォーサイトの教材前提なのでほとんど使いませんでした。

唯一良かったのが現在マナブンにアクセスしている人数が表示されること。これは初期のモチベーションアップにつながりました。

模試、再現問題集: △

昨年本試験の再現問題集と自宅模試2回(基礎レベル、本試験レベル)分です。再現問題集はまだしも模試は簡単過ぎる気がしました、どちらもさらっと解いて230点を超えました。

また教材が配送されるのが10月に入ってからとかなりギリギリのタイミングなのも気になりました。模試の記事でも書いていますができればフォーサイトの模試ではなく予備校の会場模試を受講したほうが良いと思います。

あわせて読みたい
240点で行政書士試験に一発合格した筆者が模試の必要性について語る!! ちゅーりーは9か月の勉強で240点を取り合格することができましたが、自宅模試も入れて都合8回の模試(会場模試はLECで6回)を受けています。 この記事はこんな人にオスス...

その他:

漫画、合格体験記、戦略立志編、ポスター等:×
一読しましたが特に不要でした。モチベーション向上のためでしょうか。ガイドに書かれていた通りお参りは念のため試験前にしておきました。

eライブスタディ:
受験生参加型のリアル講義です。ただ講義というよりは、どちらかというと受験生のモチベーション維持のためのイベントのようです。必要性を感じなかったのと時間も合わなくて1度も参加しませんでした。後追いで録画も見ることができますがリアルタイム性もなく時間がもったいない気がします。

ノート、シャーペンや消しゴム: ×
同じくフォーサイトを受講した同僚が消しゴムが硬過ぎて本試験のマークシートを少し破ったそうです。よって本試験には使わないことをお勧めします。シャーペンも専用の芯を使うのと見た目と使い勝手が良くありません。ノートも記述式のものがついてきましたがタブレットの電子ノートを使用していたためほぼ使いませんでした。

質問(回数制限あり、バリューセット1は10回):
回数制限がついていますが、メールで不明点を質問することができます。ネットや合格革命テキストで調べた方が早いため1回も質問はしませんでした。それでも特に困ったことはありませんでした。

まとめ

項目評価備考
価格かなりリーズナブル。
講義まあまあわかりやすいが、かなりシンプル。
テキスト×フルカラーが利点。内容は不足しておりA4で嵩張る。
過去問×問題数が足らず、すぐに答えがわからない。A4で嵩張る。
アプリ×機能が微妙でほとんど使わない。
模試簡単すぎて役に立たない。
その他あまり使わなかったのでわかりません。
総合フォーサイトの講座(バリューセット1)だけでは安定しての合格は困難

行政書士試験はインプットよりもアウトプット重視と言います。フォーサイトの通信講座は「法律初学者で基本のインプットを短時間で身につけたい人」には良いと思います。とはいえ現在はYoutubeでも講義動画が充実していますし、必須かと言われると疑問が残ります、また工夫を凝らしたYoutubeの講義動画の方が理解しやすいことも。

また、フォーサイトの教材は180点の合格を目指すものなので少し不安が残ります。年に1回の試験ですので着実に余裕をもって合格したいもの。また、アウトプット教材としては正直足りているとは言い難いです。特に問題集や過去問は市販のものを追加して学習しないと合格することは不可能に近いです。

ちゅーりーも2月に申し込んでから5か月後の7月でほぼフォーサイトの教材に触れることはなくなり、市販の問題集やテキストを中心に勉強していました。正直合格に直結した感はほとんどありませんが、初学者が行政書士試験に取り組むためのモチベーションアップにはよかったと思います。

ちゅーりー

お金を払ったからやらなきゃ!という気持ちにはなりました・・・

GLMOW!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次