行政書士試験の商法・会社法の勉強方法にお悩みの方、いらっしゃいませんでしょうか。この記事では9か月240点で行政書士試験に合格した筆者がどのように商法・会社法に取り組んだかをご紹介します。
- 行政書士試験の商法・会社法の対策にお困りの方。
- 効率よく点数を稼ぎたい方。

どうする?商法・会社法・・

どこまで時間をかけるかも悩ましいね
商法・会社法にどう向き合う?
商法・会社法は難しいです。
なぜ難しいのかというと完全に暗記科目だというところ。複雑かつ似たような名前の用語やルールが目白押しで、問題も知っているか知らないかで正解できるかがほぼ決まる内容。それでいて基礎的な内容の出題は少なくひねった内容が出題されます。
この商法・会社法にしっかり対策を取ろうとすると膨大な時間が必要ですし、それでいて配点は20点と全体の10%に満たないと言う受験生泣かせの科目。
本来なら捨てずに頑張った受験生へのご褒美であるべきだと思うのですがその難易度から「生半可な努力は完全に無意味」になってしまうので、はなから完全に捨てるかやるならポイントを絞る学習が大切です。

かなりの難度・・

用語も難しい・・
商法
まずは比較的対処しやすい商法から解説。
正攻法で最初にテキストを通して読んでから肢別過去問、千本ノック、公開模試、大原アプリなどの過去問で勉強します。会社法と比べてそこまでボリュームはありませんので5時間もあれば1周はできるでしょう。
試験で聞かれる聞かれる点は大体決まってますので「いずれか一方に商行為」、「双方に商行為」、「連帯責任となる」、「法定利息を適用」などのキーワードと問題パターンを覚えてしまいましょう。また民法との差異を聞かれることが多いです。条文数もそこまでないので試験直前の素読も有効です。
ただし本試験では1問しか出題されないので正解できなかった時の精神ダメージは計り知れないものがあります。

商標: ちゅーりーらいふ

それは商標なのか・・・
会社法
続いて商法と比べて難易度もボリュームも段違いの会社法です。こちらもまともに対処しようとすると時間がいくらあっても足らないので、割り切った学習法が必要です。
商法同様にテキストをざっと読んだらすぐに肢別、千本ノック、模試、大原アプリなど過去問を回します。会社法も商法同様に暗記科目となりますので理解ではなく「問題の問われ方」(指名当委員会設置会社には監査役設置不可など)と「キーワード」を覚えてしまいましょう。過去問を反復すればある程度対処できるはずです。また、あまり早い時期にやっても忘れてしまうので9月以降の直前期に3周ぐらいやれば十分です。
会社法はとにかく難易度が高くボリュームがあり暗記が全て。真正面から勉強しても勉強した範囲が出題されなければ努力が全て無駄になってしまう可能性が高いです。過去問を回して問われ方やキーワードなんとなく覚える勉強方法にシフトし、本試験会場では肢を1つ1つ切りながら答えを推理して行きましょう。4問中1,2問でも正解できれば御の字です。
会社法には設立、株式、機関、計算と4つ分野がありますが設立と機関の出題率が高いです。勉強する時間がない人は上記二つに絞り特に設立に時間を割くようにしましょう。僕は設立中心に勉強し株式と機関は過去問を数周のみで計算については完全に捨てました。
まとめ
ちゅーりーは本試験で運よく5問中4問正解することができましたが、絞り込んだ肢がほぼ正解するなどかなり運がよかったと思います。正直なところ商法・会社法に時間をかけるぐらいなら、メイン科目の行政法・民法に全力で取り組んだ方が得点アップにつながります。
割り切った対応をして1問~2問を稼ぐことができれば御の字と考えましょう。
・ほぼ暗記科目のため理解ではなく「キーワード」、「問題パターン」を覚えてしまおう。商法はその勉強法が特に有効。
・会社法は範囲が広いので「設立」や「組織」など出題確率が高い分野に絞って学習しよう。
・商法・会社法は効率的に勉強して時間をメイン科目の学習に割こう。9月以降の勉強開始で十分間に合います。

割り切った学習を!

数点稼げれば御の字!
GLMOW!
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