音楽経験全くなしの40代が無謀にもアコギにチャレンジ!⑥

空き時間を探してクラッシックギターの練習に勤しむ中年リーマン(ちゅーりー)。果たして目標の曲を弾けるようになるのでしょうか。

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やっぱり家で地ビール

クラッシックギターも基本的にひたすらタブ譜をもとに演奏や練習を進めていくことになります。タブ譜(tab譜)とは5線譜の音符の上にギターの弦を押さえる位置を数字で示したもので、ちゅーりーのような全く楽譜が読めないちゅーりーでもギターの演奏を可能とする救世主のような存在です。

希望の光
ちゅーりー

捨てる神あれば

ウォンバ

拾う神あり・・

例えば上のタブ譜であれば順番に5弦目の3フレット(以下フレ)目、4弦目の2フレ目、3限目を開放弦(指で押さえないで音を鳴らす)、2弦の1フレ目、といった感じで押さえて右手で弾けばそれだけでメロディになるのです。これは本当に画期的です。

ここで重要なのがやはりチューニングです。音程がずれているとせっかくの演奏も台無しなので家で地ビール(EADGBE)は忘れずに。チューナーの電源を入れて6弦から順に合わせていきましょう。ちなみにCDEFGABCは順にドレミファソラシドですのでEADGBEは(ミラレソシミ)になります。

ちゅーりー

家で地ビール

ウォンバ

ミラレソシミ・・・

暗記が重要な中年リーマン

クラッシックギターの教本を読みながら練習を進めていきます。左手で弦を押さえる際に重要なのはフレットの近くを押さえること、なるべく指先だけで押さえる(点で押さえる)ことです。フレットから離れた位置で押さえると割れた音になりきれいに聞こえません。フレットに弦を乗せる、そんなイメージで押さえるとよいみたい。

右手の指は人差し指(i)中指(m)という名前がついており基本的に交互に弾いていきます。iで弾いたらm、mで弾いたらi、という感じです。ちなみに親指はp、薬指はaという名前がついていますがpは6弦など低音で使うことがあるもののaは初心者向けの曲ではまず使わないです。

右手のイメージ
なぜpなのかは不明

まず取り組んだ曲は教本にもある「ちょうちょ」。40過ぎたおっさんが一体何をしているのか落ち込んだ気持ちになるかもしれませんが、ギターに関しては赤子同然のため教本に従うほかありません。

ちゅーりー

意外とちょうちょの音階覚えてなかった・・

ウォンバ

音楽苦手だったものね・・

1弦を3フレ→解放→解放→1フレ、2弦を3フレ→3フレ→1フレ→3フレ、1弦を開放→1フレ→3フレ→3フレ→3フレ・・・iで弾き、mで弾き、iで弾き、mで弾き、これだけでちょうちょのメロディがギターから流れ出します。

もはや演奏の練習というよりは暗号、丸暗記です。何度も何度も引いてどの順番でどの弦を押さえるのかを指で記憶してしまいましょう。正直ドなのかミなのかCなのかDなのかは全く分からなくてもギターで曲を奏でることは可能です。

ただ欠点として時間がたつと忘れてしまうということが挙げられます。なんとなくは覚えてはいても弦と音が頭の中で結びついておらず、あくまで頭の中のタブ譜のイメージでしかないため危ういですし、アレンジなんかは困難です。

全音半音の罠

ちょうちょのメロディーは「ソミミ、ファレレ・・」ですが、1弦はEADGBEのEなので開放弦で弾くと「ミ(E)」。ミの次はファだと誰でも知っていると思いますが、ギターの弦もフレットを挟んでドレミファソラシドで並んでいます。1弦はミから始まるのでミファソラシド・・2弦はシから始まるのでシドレミファ・・・と並びます。

ちょうちょタブ譜の1つ目の音は1弦の開放弦「ミ(E)」の3フレなのでミ→ファ→「ソ」の音となります。あれ、空いてしまった2フレは何なのでしょう。

ギターのフレット
1弦の3フレ→解放→解放で「ソミミ」。もはや暗号。

ここで問題となるのが全音、半音です。ファの隣は実はソではなく半音上げたファ♯(シャープ)です。そこからさらに半音上げたものがソになります。ギターのフレットの音もそのように並んでおり、1弦の3フレはミ(解放)→ファ(1フレ)→ファ♯(2フレ)→ソ(3フレ)です。

音階のイメージ
全、全、半、全、全、全、半・・・・で覚える?

このようにそれぞれの弦で同じルールで音階が並んでいます。

ちゅーりー

全全半、全全全半・・・

ウォンバ

覚えるのつらいね・・


正直おなかいっぱいですね。ここにアポヤンドやアルアイレという右手を押し付けたり弾いたりする演奏方法があったりしますがもう意識しないことにします。

ひたすら暗記だ中年リーマン

ちょうちょ、大きな古時計など一つの音を順に奏でていく曲についてはだいぶ弾けるようになってきました。ただ前述の通り単にコードの配置で記憶しており、音で記憶しているわけではないため間が空くと忘れてしまうことが多いです。これは定期的に弾いて記憶を維持するほかなさそうです。

問題が複数の指で押さえる曲です。ひとつづつならばなんとか暗記&演奏できるのですが複数になると途端に難易度が急上昇します。複数の音が重なると本当に深く、きれいな音ですが・・・

ちゅーりー

覚えられない・・

ウォンバ

繰り返してやるしかないかな・・・

最終ボス ~When You Wish upon a Star~

練習に練習を重ね、難易度が低い下記の曲についてはなんとなく弾けるようになりました。
もちろん油断をするとあれ、なんだったかな?とすぐに記憶から消えてしまうレベルですが・・。

・ちょうちょ
・かえるの歌
・大きな古時計
・いつも何度でも
・グリーンスリーブス

そしてついに奴に闘いを挑む時がやってきました。
「星に願いを ~When You Wish upon a Star~」
かわいらしい救いのあるタイトルですが、難易度は悪魔のような曲です。

ちゅーりー

最難関、悪魔の音楽・・

ウォンバ

いい曲なんだけどね・・

悪魔の音楽のイメージ
願いは届く?

今まで1フレ~3フレぐらいを行ったり来たりしていたものが8フレや10フレなど急に範囲が広がります。それに加えて1フレ→5フレなど急激な指の移動があり今までの曲とはレベルが違います。

2か月間、何度も、何度も、何度も、来る日も来る日も練習しました。そしてところどころ間違うもののなんとか通しで演奏できるようになりました。やり遂げた自分に自信がつきました。
※実際録音して聞いてみたらテンポが悪くてまともに聞けたものではなかったのですが。

今なら言えます。
「僕の趣味はクラッシックギターです」

ちゅーりー

僕の趣味はクラッシックギターです!

ウォンバ

これからも頑張ろう!

皆さんもぜひ豊かな人生のため音楽に!ギターに!チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

GLMOW!

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