こんにちはちゅーりーです。
このたび、2025年3番目のチャレンジとしてAI試験であるG検定を受験しましたのでご報告です。
- AIや分析に詳しくない人、ちゅーりーのような文系。
- G検定に初めてチャレンジする人。
時代はAI!
2025年4月、ネットワークスペシャリスト試験が終了。
残念ながら思ったような手ごたえはなかったものの、全力を出し切った達成感と疲労感でいっぱいのちゅーりー。
その後手持ち無沙汰のまま数日過ごし、気分一新で取り組める新たな目標を探していました。
昨年惜しくも600点に届かなかったTOEIC試験か?、来年のネスペを見据えてネットワーク知識を維持すべくCCNAにチャレンジするか?
いろいろと考えましたが、気分転換もかねて最終的にG検定の受験を決めました。
- 会社でもDXやAIによる業務効率化の必要性が求められている。
- G検定はAI入門資格として合格率も高い(60%~70%)。
調べたところG検定試験は定期的に行われており、次の試験は5/10。
あまり期間はないですが、入門資格で70%と高い合格率も踏まえて何とかなるだろうと考えました。

思い立ったが吉日!

そううまくいくのかな・・・
また、先に受験した同僚からなんと公式テキストを借りることができてラッキー!!!
お小遣いの少ない中年リーマンには本当に有難いです。
G検定とは
G検定(ジェネラリスト検定)とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの活用リテラシー習得のための検定試験です。AIの基礎知識やビジネス活用について、体系的に学ぶことで、AIをビジネスに活かすための能力を証明できます。

AI・ディープラーニングという難しそうな領域とはいえ、そこは入門試験。合格率は前述の通り60%を超えておりそこまで実践的な内容ではなくAIに関する基礎知識が問われる試験となっています。
また、試験形式はIBT(Internet Based Testing)で、試験会場ではなく自宅受験となっています。とはいえ常時カメラをONにするなどの厳しい監視はないとのこと。

IBT形式は初めてだ・・
学習スケジュール
試験スケジュールを調べたら5/10の次の試験は7月とだいぶ先!。
そこまでG検定に時間をかけたくなかったので、最短の5/10に試験を申し込みました。バウチャーチケットを購入してから試験を予約する形式(2段階)なので、受験する際は間違えないように申し込みましょう。
試験を思い立ったのが4/22、試験日が5/10なので勉強期間は3週間弱。さらに間にゴールデンウィークもあって家族サービスであちこち出掛けたため、実質的な勉強期間は10日ほど。今までの資格試験で最短の勉強期間かもしれません。

とりあえず飛び込むが吉!

ちょっと無謀すぎるんじゃない?・・・
2,3日かけてテキストを一読。
この時点では絶対に暗記できないのでパラパラと章立てとキーワードを確認するだけでOK。
章末の問題はひとまずやりましょう。

専門用語が多くてちんぷんかんぷん・・・

まあいつものことだよね
わからなくても何度も過去問や問題集を解いて解説を読む。
何度も何度も解くことでキーワードや概要がなんとなく頭に定着化していく。
おそらく最初は4割程度の正答率になると思いますが、徐々に上がっていくので問題ないです。
テキストやネットで調べながら問題を解くのも有効。
問題集を何度も解いて正答率が7割ぐらいになったら再度テキストを読む。
するとあら不思議、1回目よりもキーワードや構成がすんなりと頭に入ってくるはず。
これをちゅーりー現象(嘘)と言います。

この瞬間が気持ちいいんだよな

いつもの作戦だね!
知識定着化のため問題集を回し続けます。
テキストの章末問題も再度しっかりと解いておきましょう。
よほどの難関でもない限り、基本的にほとんどの資格試験はこのやり方で突破できます。
過去ちゅーりーはとにかくテキストを暗記するというインプット重視の勉強をしており、小中高と成績は中の下ぐらい。とにかく問題を繰り返し解くというアウトプット重視の勉強にシフトしてから学習理解がかなり進むようになりました。
使った教材
テキスト
公式テキストです。はい、高いです。
こういう既得権益は嫌いなのですが、試験の主催団体がシラバス範囲に合わせてまとめているのでテキストはこれを使うほかありません。

ぎゃああ・・・高い!

仕方ないね・・・
ただし、前述の通り今回は同僚に借りることができたので出費はゼロ!
しかもちゅーりーの勉強する姿に触発されてG検定を取得したとかで、本当に感謝です。
テキストの評価ですが、文字は大き目で見やすいもののキーワードがいろんな章に散らばっており、1回見ただけでは全く頭に残りませんでした。また、章末の問題も答えが問題下のすぐ目に付くところに記載されてしまっており、赤シートでも隠せないため構成に問題ありと感じました(問題も少ない)。
問題集
テキストに掲載された問題が少なかったということもあり、不安を感じたちゅーりーはudemyで評価の高い問題集を選択しました。
もちろん購入はセール時です!
本当は紙の問題集が好きなのですが、G検定は時事ネタが4割ほど出題されるらしく、最新にカスタマイズされるudemyのWEB問題集が有利と考えたからです。

その他
それ以外にはネットでまとめページを見たり、A生成AIで質問するなどして疑問点をつぶしていきました。ただし基本的には暗記試験なので問題集をひたすら回すのが有効です。
ちなみにG検定は自宅試験で自分のパソコンを使用して受験します。カメラをONにすることも求められておらず、もちろん不正はダメですが、テスト中のテキスト持ち込みや調べ物は明確に禁止されていません。
ただしG検定は、120分で160問程度の問題を解かねばならないので単純計算で1問45秒、これはかなりの時間勝負となります。
一問ごとに調べていたらいくら時間があっても足らないので、いかに「調べずに即答できる問題を増やすか」がカギとなります。

今までにない試験形式だな・・

タイムアタックみたい・・・
・AI導入時のマネジメントや倫理、時事ネタについてはチャンス。消去法で簡単に答えが導き出せたり、比較的簡単に答えが導き出せるものが多いです。特に「~することはない」「必ず~となる」といった言い切り系は間違いであることが多いです。
・またテキストの問題やudemyの基礎問題のように単語そのものの意味を聞く問題はあまり出題されません。(例:シグモイド関数、CNN とは?)
その関数やアルゴリズムを使用した技術を聞かれたり、関係性を聞かれたりといった少しひねった問題が出題されます。
・テキストに載っていない単語も結構出てきます。その際は状況によってスルーするか時間があったり解けそうであれば調べて回答するのも吉です。
そして受験日
ゴールデンウィークもあってすぐに試験日は訪れました。
ちゅーりーの家は狭い賃貸マンションなので受験場所はリビングルームのテーブルです。土曜日の受験だったのでもちろん家族もいて、昼ご飯を食べている横での受験となりました。
試験10分前になると試験申し込みサイトのマイページに受験リンクが表示され、クリックすると試験はすぐに始まります。
問題数は160問(2時間)。
どの試験でもそうですが、序盤に受験生の心を折るため難解な問題が出題されます。かなり時間を取られ7問終了時点で10分以上使ってしまいかなり焦るちゅーりー。

ぐぐぐ・・・

落ち着いて!焦っちゃだめだよ!
しかし、そのあとは比較的素直な問題や即答できる問題が続いて60問時点で残り90分ほど。気を抜かずにそののまま進めると30分ほど残して問題は解き終わりました。
数問全く分からない問題があったものの、7割で合格のボーダーとのことでしたのであまり気にしないことに。
家族の目も気になってきたので1周見直しをして20分ほど残して終了ボタンをクリック。
続くアンケートもささっと解答して試験終了です。
そして・・・
2週間ほどたってG検定の受験を忘れかけていたころ、5月26日に1通のメールが届きました。
タイトルは「受験結果」そして結果は・・
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【 合 格 】
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無事に合格です!!
これでちゅーりーもジェネラリストを名乗ることができます。

やったー!イェーイ!

よかった・・・
総受験者数 4,284名
合格者数 3,501名
■シラバス分野別得点率(小数点以下切り捨て)
1.人工知能とは. 人工知能をめぐる動向:80%
2.機械学習の概要:64%
3.ディープラーニングの概要:82%
4.ディープラーニングの要素技術:74%
5.ディープラーニングの応用例:69%
6.AIの社会実装に向けて:90%
7.AIに必要な数理・統計知識:66%
8.AIに関する法律と契約. AI倫理・AIガバナンス:91%
メールの案内を見るに合格率は81%ほどだったようです。すごく難しく感じたのにかなり高い合格率にびっくりするちゅーりー。シラバス別の得点率をみると数理や統計知識が低いようなので、ちゅーりーのような文系も沢山受験しているのかも。
合格点も獲得点も発表されないので、AIの発展のためある程度下駄をはかせてもらっているのかもしれません。

うーむ・・・

まあ、結果オーライだよ!
まとめ
ともあれこれで2025年2度目の勝利!
G検定の勉強を始めて最初はとっつきにくく苦労はしたものの、今まで全く知らなかった数学や統計、AIや機械学習の歴史や特徴について知ることができました。
正体不明だったAIは様々な技術に支えられて発展してきたこと。同時に決してAIは万能ではないということ、人間があるべきAIの使い方をしっかりと考えて実装していくことが重要だと思いました。
過去のAIブームとその終幕・限界についても述べられていて、先人たちの苦労がしのばれます。
学習期間は今までで一番短かったけど、IBTをはじめとしていろいろと新しい発見がありました。

夢のようにあっという間に終わった試験だったな…

なんか、不思議な経験だったよね・・
GLMOW!
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