皆さんお元気ですか?ちゅーりーです。
めっきり資格試験ブログとなりつつあるちゅーりーらいふ。
そろそろ40代も後半。勉強ばかりではなく豊かな人生を過ごすためにいろいろと今後の人生を考えた方がよさそうですが、「いくつになっても勉強できる」ことはある意味充実した豊かな人生と言えるかもしれない・・と考えたりする悩み深き今日このごろです。
今度はAWS CLFの上位資格であるAWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)にチャレンジしましたのでご報告です。
- AWS SAAの勉強方法を知りたい人。
- AWSにあまり触ったことがない人。
クラウド化の波
ちゅーりーはとある食品メーカーの情報システム部でしがない中間管理職をしています。担当分野は社員の使うパソコンやネットワーク、サーバ、セキュリティなどのインフラ領域。
最近、そのインフラ領域でもAWSをはじめとしたクラウドサービスが会話にあがらない日はないといってもいいほどです。
「システムのサーバ環境をすぐに準備してほしい」
「大規模ファイルを格納するストレージが欲しい」
「取引先からAWSの環境に接続してほしいと言われた」
ちゅーりーの会社はクラウドについては若干の立ち遅れ感がありましたが、数年前から急激にクラウド化が進み、これはもうビッグウェーブと言っても過言ではありません。
ちゅーりーはAWS クラウドプラクティショナー(AWS CLF)資格を取得していましたが、どんどんと高度化していく会話になかなかついていけず苦労していました。
また、結局のところAWSの開発や保守は委託先任せで、なんだか歯がゆい気持ちに。何にせよAWSをほとんど触ったことがないのは致命的です。

なんだか力不足を感じる・・

実戦経験がないと厳しいね・・

目指せAWS SAA!!
そこでちゅーりーはさらにAWSの知識を深めるべくAWSソリューションアーキテクト アソシエイト(AWS SAA)の受験を決めました。
今まで勉強してきたセキュリティやネットワーク(主にIPA試験)とも相性がいいと資格サイトに書いてありましたし、これだけAWSをはじめとしたクラウドの需要がある今、副業やフリーランスなどにも活用できるかもしれません。
何より名前もかっこいい。
「ソリューションアーキテクト」

ソリューションアーキテクト(嘘)のちゅーりーです。
(これは、モテモテかも・・)

また言ってる・・
AWS SAAとは
AWSは全部で12種の資格(基礎×2、アソシエイト×5、プロフェッショナル×2、スペシャリティ×3)にわかれており、ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)はAWSの分散システムにおいて設計及び実装するより実践的なスキルを保障するもの。言ってみればAWS CLFの上位資格の1つです。

CLFがAWSの概要や全般的なサービスの知識を問うものであれば、アーキテクトはそれぞれのサービスのより細かな適用や実装について問われます。
とはいえ位置づけは中レベルですから、上位のプロフェッショナルと比べてそこまでの難度の問題は出題されないとのこと。前回は概念的な問題が多くて面喰いましたが、実装レベルであれば今までの経験が活かせるのではないでしょうか。
AWS SAA試験ですが、基本的には暗記試験となります。
AWSの各種サービスと特徴、それらの組み合わせパターンが実践的なケースとして問われるので問題を何度も繰り返して解いて暗記する必要があります。
また、DNSによる名前解決やFW、https/httpのポート番号など基礎的な内容はわかっている前提となるので、よほど日々AWSを触れているのでもない限り全くのIT知識0からではかなり厳しい内容です。IPAのITパスポートや基本情報技術者試験を勉強しておくとスムーズに学習が進められると思います。
使った教材
テキスト
テキストはいくつか発売されていて少し迷いましたが、結局CLFでお世話になったSBクリエイティブのテキストを購入することにしました。
注意点としては「SAA-C03」(2024年11月時点)試験に対応したものを購入すること。試験形式が数回変わっており現在はSAA-C03が最新だそうです、間違えてC02の教材を買わないように注意してください。
テキストの内容はCLFとそこまで変わらない気がしました。サービスを絞ってより一歩進んだところまで説明がされている感じ。開発やマシンラーニングなどはあまり書かれていません。別にAWSのAI関連のアソシエイト試験があるのでそちらのテキストには細かく記載されているのかな。

・・意外と簡単に受かるかも?

油断しちゃだめだよ!
※正直テキストは2周ぐらい見た程度でその後はほとんど使いませんでした。試験ではとにかく様々なビジネス課題に対してどうAWSのサービスを組み合わせて対応するか?という問題に対応しなければならないため、模擬試験に慣れることが合格には最も重要でした。
とにかく、後述のudemyやping-tの模擬試験を解き続けることが合格への1番の近道です。
・・とはいえ全くの基礎知識なしで挑むのも無謀ですし、困った時にさっと立ち帰る紙のテキストがあると実家のような安心感があるのも事実…そういった意味でもあってもいいのかな。難しいところです。
新兵器!udemyのWEB講座
udemyとはインターネットの学習プラットフォームです。
SAA試験に合格するには実際にAWSのクラウドコンソールを操作して経験を積んだ方がよいと聞いたちゅーりー。いままでちゅーりーは紙のテキストで独学するスタイルでしたが、ハンズオンも充実したudemyのWEB講座を利用してみることに。

udemyの講座は内容が充実しているだけに結構お高いですが、月に数回セールを実施しておりその際は90%OFFなどの大盤振る舞いとなります。講座を購入するのであればセールのタイミングを見逃さないようにしましょう。
おこずかいの限られた中年リーマンには必須のテクニックです。
ちゅーりーは通勤中や昼休みなどスキマ時間を主戦場としていますが、udemyはスマホでもタブレットでもパソコンでも受講でき、中断した個所からいつでも進められます。これは非常に便利!
実際にクラウドコンソールを使用したハンズオンも充実しており、自ら手を動かすことで知識の定着化にも役立ちます。動画では多少AWSの画面が古いなど問題はあったものの、内容は非常に充実していました。
ただ問題なのはむしろそのボリューム!!。講座を全部見てしまうと約27時間かかるということで、可処分時間の少ないちゅーりーには厳しすぎました。
1.25倍速で1/3ぐらいまで受講したものの、早めにアウトプット(問題演習)に取り掛かった方がよいと感じていったん中断、わからない部分だけ戻って視聴することにしました。

時間に余裕がないとキビシイ・・

良い教材ではあるけども・・
udemyの模擬試験(6回分)
SAA試験で悩むのが、アウトプットに良い問題集が売っていないということ。amazonや本屋で探しましたが結局見つからず、問題演習用の模試もudemyで購入することにしました。
購入したのは下記の模試です。6回分390問もあり歯ごたえも十分です。

問題なのはその難易度。
本試験に向けて難しめにしている、というコメントの通り難易度はかなり高いです。というか初見ではほとんど解けないレベル。
ちゅーりーは1周目の正答率が40%~50%前後でかなり落ち込みました。
問題自体は選択式ではあるのですが、課題に対してどのAWSサービスを最適に組み合わせて解決するか?ということがテーマとなっており、「その組み合わせでも実現はできるが非効率」という理由で不正解となる肢が含まれています。うろ覚えの受験生はイチコロです。
テキストに載っていないようなサービス名やサービスの特徴、利用方法もバンバン出てきて最初は1問解くだけでも胃が痛くなります。

ぎゃあーーー

とにかく何度も解くほかないね・・
ただし過去問は「ひたすら回転」が定石!何度も何度も解いて、7週目には6回ある模試ですべて90%以上を取ることができました。
大事なのは問題の答えを暗記せず、なぜそうなるのか説明ができること。正解の肢だけでなく不正解の肢も含めて理由を頭の中で考えながら回転させるようにしましょう。
解いているだけで辛くなってくる問題集ですが、苦労する価値は十分にあります。
基礎固めにはping-t
こちらも人気があるWEB学習サイトのping-tです。なにより特徴なのは755問のWEB問題集が完全無料ということ。
AWSの機能カテゴリごとに基礎的な問題が豊富に準備されており、あいまいだった知識を補完するのに非常に有効です。時間に余裕がある時は一通り解いておくことをお勧めします。
また、200問超の本番レベル問題も用意されており歯ごたえも十分。時間はかかりますが確実に合格を狙う方はudemyとping-tの両方に取り組みましょう。
難易度はudemy模試の方がやや上かと思いますが、ちゅーりーは学習後半になってからping-tを知って取り組み、誤って理解していた点や多数の気づきを得ることができました。

これだけやれば万全!

油断は禁物だよ!
学習スケジュール
学習の流れはいつものものとほとんど変わりません。
まずはテキストを一通り眺めます。暗記する必要はありません!
どんな内容があるのかな?という程度でOK。
テキストを一読したらなるべく早く問題集や過去問に取り掛かります。
分からなくても1周目を解き、わからない点はテキストやインターネットで確認します。
辛くても何度も何度も解いて⇒確認を繰り返します。
ある程度問題が解けるようになったら再度テキストを一読します。
すると1回目とは違ってキーワードが目に付いてスラスラと読めるはず。
これを「ちゅーりー現象」と言います(大嘘)。
さらに問題を解きます。できれば本番同様の形式の模試ができるとベスト。
ひたすら試験日まで繰り返します。
実際のスケジュール
10月 | ・テキストを読み込んで各章末の問題を解く。 例のごとく最初はそこまで暗記しなくてよい。 どんな問題が出るのかな?という程度でOK。 ・udemyの講座を視聴、どうせ暗記できないのである程度ざっと見るでOK。(ちゅーりーは半分程度で問題演習に移りました) |
11月 | ・テキスト末の模試を解く。わからなかった点はテキストやインターネット、udemy講座で確認。 ・udemy模試を頭から解いて解説を見る。わからない点は同じくテキストやインターネット、udemy講座で確認。 ・ある程度模試の正答率が上がってきたら、ざっとテキスト全体を再度見返す。 |
12月 | ・試験日まで11月のメニューを繰り返す。とにかく模試や過去問を回転させて知識を定着化させること。 ・並行してping-tの問題にも取り組みました。 |
そして本試験へ
本試験は2024年12月26日の予定だったのですが、なんと仕事のトラブルで試験会場に向かうことすらできず無念の不戦敗。半額バウチャーチケットも無駄になってしまい悶々とした年末を過ごしたちゅーりー。

なんてこった・・・・受験費用も無駄に・・・

仕事だから仕方ないよ・・・
あまりの無念さから2025年開けてすぐの1月8日に試験を設定したちゅーりー。当日になり意気揚々と試験会場に向かいます。受付では例のごとく所持品を全てロッカーにしまえの指示。ポケットの中も全部空にする必要があります。
試験は140分と長丁場です。まあ途中退出(戻れない)は可能なのですが、事前に必ずトイレに行っておきましょう。大粒ラムネなど直前の当分補給もお忘れなく。
本試験はudemy模試よりは簡単だが、ping-tよりは難しい、といった印象でした。解答に困る問題もありましたが、消去法で進めれば何とか答えは導き出せそう。
一通り解き終わったのは50分後でしたが、その後も50分ほど何度も見直しをして解答の違和感を取り除く作業を進めました。要注意は2つ~3つ選べ、の問題です。誤って1つ~2つしか選択していないと問答無用で不正解。見直しして選択漏れがないかを必ずチェックしましょう。
30分ほど残して終了ボタンを押し退出するちゅーりー。AWS CLFのようにすぐに合否はわかりません。午前中に試験を受けたのでソワソワしながら待ち続けます。
夜八時過ぎになって、ようやく「おめでとうございます!」というメールが届き一安心するちゅーりーでした。

やったー!これでソリューションアーキテクト!!

おめでとう!!


無事合格とはなったものの点数は791点と結構ギリギリ(合格点は720点)。
かなり自信をもって回答を提出したのに2割ぐらいは間違えていたことに少しびっくりするちゅーりー。

端数の1点は何なんだ・・・

まあ結果オーライだよ!
まとめ
・3か月間で1日平均1時間程度の勉強=100時間弱で合格。
・難易度はCLFよりも少し高く感じた。AWSのサービスを組み合わせてビジネス課題をいかに効率よく解決するか?がテーマとなっている。ただ、CLFは概念的な問題が多くそれはそれで難しかった。
・とにかく問題を解いてアウトプット。ある程度問われるパターンは決まっているためより多くの問題に触れるとよい。
・おすすめはテキストやudemyの講座(時間があれば)を終わらせて、
ping-tの基礎問題を解いて知識の定着化を図る。その後ping-tの本試験レベルの問題、
udemyの模試を繰り返し解く。確実に合格したいなら8周程度はして8~9割程度の正答率を目指そう。
・本試験は意外と時間は余るので、あせらずに取り組もう。

2025年初勝利!!

これからも頑張ろうね
ともあれAWSもこれで2冠。ようやく初心者を脱出したと言えそうです。AWSエンジニアと名乗ってもいいのかな?
時代の波に乗り、これからも成長して行きたいと誓うちゅーりーなのでした。
頑張れ中年リーマン!!
GLMOW!
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