時代はクラウド!40代半ばのガチ文系情シスがAWS試験にチャレンジ!(AWS CLF編)

高度情報処理試験である情報処理安全確保支援士試験に果敢にチャレンジするも、さすがは高度試験といったところで思ったような結果を出すことができず傷心のちゅーりー。

もちろん再チャレンジはするつもりですが、次の試験まではまだまだ半年ほどの時間があります。
(この時は想像だにしませんでしたが、なんと奇跡的に合格!!!!!それは以下の記事で・・)

そこでいったん気分転換に取り組みやすい資格にチャレンジすることにしました。候補に挙がったのが下記の資格。いずれもこれからのグローバル時代には必要不可欠な資格です。

  • TOEIC: すぐに必要ではないが、英語は今後仕事やプライベートで重要になるはず。
  • AWS資格: サーバー機器の調達でAWSを利用することが増え、もっと知識をつけたいと考えたため。
  • CCNA: Cisco認定資格。情報処理安全確保支援士試験で培ったネットワーク知識は役に立つはず。

TOEICについては10年以上前ですが、そこそこお金をかけて2年英会話教室に通ったものの、初の試験は410点と完膚なきまでに叩きのめされ英語に苦手意識がありました。外国人に英語で道を聞かれると頭真っ白になる典型的な日本人なので、本命試験の合間に取り組むのは精神的に難しいと感じ見送り(はい、言い訳です)。

ちゅーりー

あ・あ・あ・・I am ジャパニーズ・・

ウォンバ

Yes ・・

ネットワーク資格であるCCNAはあくまで書店でテキストを立ち読みした程度ですが、支援士で勉強した内容を活かすことができ、ステップアップに最適と感じました。ただとにかく受験費用が高く(36,960円!!)さらに3年に1回更新が必要とのことで見送り。

ちゅーりーの会社は資格取得やスキルアップに奨励金や補助金が出ないのでこれはキビシイ・・・結局候補の中で、最近仕事で関わることが多くなったAWSの勉強をすることになりました。
(一応会社の人事評価シートに取得資格を書くことはできるのですが、評価につながっている感じは受けません。これだけリスキリングが叫ばれる世の中、企業側もモチベーション向上に繋がるような取り組みをすべきだと思います。)

ちゅーりーは情報システム部に所属しており他の部署から「なるはやでサーバ環境を準備してほしい」と依頼されることも度々あります。そんな時に役に立つのがAWSをはじめとしたクラウドサービス。パートナーさんに依頼をすれば数時間~数日でサーバーが立ち上がります。

データセンターに機器を搬入するような面倒もなく、特別な理由がなければサーバー機器を調達して設置するようなことはほぼなくなっています。そう、時代はクラウド。

そのクラウドサービスで大きなシェアを占めるのがAWS(アマゾンウェブサービス)です。通販会社のAmazonが母体ですが、他社のクラウドサービスと比べて世に出たのが早かったこともあり機能の充実は他の追随を許しません。

これだけ利用者が多いAWSですから、スキルを身に着けた技術者は世間でも重宝されるそうです。現在ちゅーりーはパートナーさんに依頼をするだけでAWSの知識はほとんどありません。まさにおんぶにだっこ状態。

AWSにはクラウドサーバー以外にもデータベースやストレージなど様々な便利機能があるそうです、活用できればもっともっと仕事で活躍ができますし、パートナーさんとも有利に交渉が進められるかも。なんにせよAWSの技術者資格を所持しているとなれば周囲からも一目置かれるかも。もしかしたら女子社員にもモテモテかもしれません。

ちゅーりー

うひひ…モテモテになるかも

ウォンバ

…また始まった

ちゅーりーの情報
・メーカー企業内情報システム部の40代中間管理職(ガチ文系)
・そこまで深くではないが、システム運用業務で日常的にパソコンやネットワーク/サーバーインフラ、セキュリティマネジメントに触れてはいる。

取得済み資格(IT系)
・IPA: SC、FE、SG
・15年以上前に初級のOracle MasterとJava

目次

AWSクラウドプラクティショナー

AWS認定試験には複数の種類があります。解説ページはたくさんあるので割愛しますが今回ちゅーりーは初級資格であるAWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)にチャレンジすることにしました。千里の道も一歩から。

AWS CLFはそこまで実践的かつ高度な内容は出題されず、AWSの特性やサービス内容の理解を目的としています。ちゅーりーが技術者として活動していたのは20年弱前の話なので、当時の物理サーバ前提とした技術とは雲泥の差があります。まずはAWSの基礎知識からしっかりと進めたいもの。

AWS検定の申し込み方法

チャーリーが一番苦労したのがもしかしたら試験申し込みかもしれません。まず、試験の申込にはAWS Builder IDが必要となります。下記URLから登録が終われば試験のスケジュールを立てることが可能です。合格後のデジタルバッジの確認などもこの画面からなのでサクッとIDを作っておきましょう。

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ちなみにログイン後の画面は基本的に英語です。ちょっと面喰いますがGoogle翻訳を駆使して先に進みましょう。

ちゅーりー

先に英語を勉強しておけばよかったか・・・

ウォンバ

申し込み1

わかりづらいですが下記メニューでクラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)を選択しましょう。

申し込み2

会場テストなので一番左を選択。右下のNEXTを選択(Pearson VUEへ遷移)。

申し込み3

Japaneseを選択してNEXT

申し込み4

テストセンター(会場)は検索することができます。自宅や職場の最寄のテストセンターを見つけたらチェックを入れてNEXTをクリック。

申し込み5
申し込み6

表記を12hにするか24hにするかを選択します。Explore・・をクリックするともっと細かく他の時間帯を選ぶことができます。都合の良い時間を選びましょう。

申し込み7

首尾よく試験申し込みが完了すればメールが届きます。英語ばっかりなのは申し込みまでで、試験センターはバリバリ日本人対応なので恐るるに足らずです。ちなみに試験料は100ドルとなかなかに高額!日本円にすると1万6千円です。昨今の円安が恨めしい・・

ちゅーりー

しかたない、自己投資だと思って・・

勉強方法

AWS CLFは計算や記述式のような問題は出題されず、基本的には暗記試験です。問題の指示をもとに5肢選択式で解答する慣れ親しんだ形式。勉強方法はいつもの試験勉強のやり方で挑みます。こつはインプットは最小限にしてアウトプットを重視すること。

2024年6月頭にテキストを購入し、ほぼ通勤時間の電車内と昼休みのみで学習して7月3日に試験を受けたので勉強時間は約70時間程度。ある程度インフラやネットワークの知識はあったもののAWSについてはキーワードをいくつか知っているのみでした。内容としてはAWS独自のフレームワークやサービスなどが多く、ほぼほぼ1からのスタートという感触です。

STEP
テキストをいったんパラパラと眺める&確認問題

どんな内容があるのか、ポイントは何かをチェックします。この時点では絶対無理なので暗記は不要です。読み終わったらすぐに確認問題をやります。

STEP
各章のまとめと確認問題

再度、テキストの各章のまとめを確認しながら確認問題をやります。
もし理解が難しいところがあれば再度テキストの解説をチェックします。

これを辛いですが3回繰り返します。

その後テキストを再度一読。その時、最初に読んだ時よりもスラスラとキーワードが頭に入ってくると思います。それは知識が定着化しつつあり、あなたが成長している証。

これをちゅーりー現象と言います(嘘)

STEP
問題集に取り組む

テキストの確認問題に加え、今回ちゅーりーはダメ押しとして以下のアプリを購入して試験に備えました。素直なテキストの確認問題と違いひねった問題が多く、かなり難しいですが繰り返して解くことでかなり力がつきました。

教材

テキスト

AWS基礎的な知識を問われる試験ですので地道にテキストの確認問題やアプリを回すことになります。今回ちゅーりーが選んだのは下記のテキスト。初心者でも非常に読みやすく、各章に重要事項のまとめが載っているので効果的に学習できました。確認問題も充実しており知識の定着化に役に立ちます。

もちろんAWS試験内容の全内容を網羅しているわけではありませんが、合格に必要な知識はすべてこちらに載っています

スマホアプリ

暗記試験で確実な合格を目指すにはとにかく多くの問題を解きまくること。そのためにちゅーりーはスマホアプリを使って勉強しました。フルパッケージでは900円かかりますが、前半の問題は無料で体験できるのでダウンロードして解いてみるのもよいでしょう。

レビューにもある通り一部キーワードが古い(サービス名など)、誤字脱字などがありましたが、問題なく使えるレベルです。ただし相当難しいので最初は合格点を取るのは困難でしょう。気にせず何度も解いて繰り返すことが重要です。

スマホアプリなので電車内や待ち時間などですぐに学習を進めることができ問題演習にとても役に立ちました。

App Store
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本試験

なんやかんやで本試験の日はすぐに訪れました。試験はVUEテストセンターで。VUEとはピアソンVUEというテストセンターを運営受託する団体のようです。AWS試験はもちろんのことパソコンを使用したオンライン試験(CBT)のため例の如く持ち物は全てロッカーにしまえの指示。

テキストも愛用の時計であるチープカシオも含めて全部ロッカーへ。電子機器のスマートウォッチももちろんロッカーへしまう必要があります。ただし直前の大粒ラムネはしっかりと口に放り込むちゅーりー。

※試験センターはベンチが用意されていましたが、たとえ短時間でも座っての勉強は不可と言われました。おそらく長時間のベンチ占領を避けるためだと思いますが、あまり早く会場につきすぎると居場所がなく苦労するので注意しましょう。

ちゅーりー

喫茶店が見つからず炎天下で20分さ迷ったのはいい思い出にします。

無事に受付が終わると試験用のホワイトボードとサインペンを渡されます。試験の特性上さほど書くことはないですが、消して書いてができそうなので基本情報技術者試験の時の紙とペンよりは良いのかも。(結局一度も使いませんでした)

係の人に案内されログイン後のパソコンの前に着席します。例の如くパーティションで限られた狭いスペースに辟易しつつもいざテスト開始です!

問題自体は65問あり1問20点、1000点中700点以上で合格です。あれ、65問だと合計1300点では?と思ったそこのあなた!正解です。実は15問は採点対象外の問題が含まれており、今後の試験に問題として採用するか否かを逆にテストしているとのこと。

もちろんどの問題が採点対象なのかは公開されませんので、苦手な問題を捨てて他で頑張るといった作戦も取りづらくなります。全部の問題に本気で取り組まないといけないのでなかなか辛い。。

ちゅーりー

うーむ、こんなパターンは初めて。。

ウォンバ

落ち着いて!今までの勉強の成果を出そう!

紙の試験用紙が配布されないCBTですので詳細はお伝え出来ませんが、「求められる要件を実現するサービス名は?」と言った素直な問題はもちろん出題されるもののその割合は4割程度で、AWSやクラウドのコンセプトや方針・考え方、ベストプラクティスに対して問われる問題(国語的なもの)が比較的多かった印象です。

テストは90分ですが20分程度で解き終わりました。そのあとは膨大な設問数に負けず何度も頭から見直しをして、違和感のある解答を取り除いていく作業を繰り返しました。

残り30分。覚悟を決めて「テストを終了する」→「見直しを終了する」を何度かクリックすると。

おめでとうございます、あなたは合格しました、後ほどメールが行きます

みたいな飾り気のないさらっとした画面が表示されました。ちょっと面喰いましたが「合格」の文字を見つけて心の中でガッツポーズです!!

ちゅーりー

Yes!I’m プラクティショナー!!

ウォンバ

・・プラクティショナーの意味わかってる?

まとめ

  • AWS クラウドプラクティショナー(AWS CLF)はAWS資格の中でも初心者向けの資格
    記述問題や計算問題はなく選択式でAWSやクラウドの特徴やコンセプト、サービス名や内容を問う問題が出題される。
  • 勉強時間は初学者で80時間程度必要だと思う。インフラやネットワークの知識があれば比較的取り組みやすいが、AWS独自の考え方やサービスが多いためほぼ暗記試験となる。
  • 申し込みは英語のため少しわかりにくい。ブラウザの翻訳機能を使って進めよう。

後日メールが来てデジタルバッジを取得!スコアは764点と結構ギリギリでした。
というか端数の4点って何・・・まあ細かいことは気にせず。

デジタルバッジ
ちゅーりー

意外とギリギリだった・・

ウォンバ

・・まあ結果オーライだよ!

AWSの勉強をしてみて、今までのちゅーりーが経験してきたオンプレミス(物理環境)を前提としたシステム導入運用とは隔世の感がありました。わざわざサーバー機器や環境を準備しなくともサービスをサブスクで利用するだけでWEBサイト構築やAIプログラムを実行することができます。

クラウドコンピューティングは日進月歩で進んでおり、情シス部門のみならずこれからの企業における迅速なビジネス展開には必須の技術だと思いました。クラウドについてはこれからもどんどん情報収集や学習を進めていきます。

ちゅーりー

クラウド新時代到来!

ウォンバ

チャレンジすることは素晴らしいよ!これからも頑張ろう!

GLMOW!

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